【8】2010年の有馬記念から学ぶこと

昨年に引き続き、女傑ブエナビスタが一番人気になっていました。
当然、期待値は低いものとなりますので、ここは切り、です。
切った理由は昨年とほぼ一緒ですので、省略。

結果的に勝ちはしませんでしたが、またしても僅差の2着に来ています。
脚質的に合うとは思えない中山の2500mで、連続2着。
まったくもってタフな馬ですし、スゴイ馬だと思いました。

しかし、このレースを制したのは、皐月賞馬のヴィクトワールピサ。

実を言うと、このレースで私の本命馬は、内田騎手騎乗のエイシンフラッシュでした。この年のダービー馬ですね。

でも、エイシンフラッシュ一頭に決め打ちするまでの自信がなく、ヴィクトワールピサの単勝も購入しておいたのです。
それが正解でした。

単勝は、1点買いにこだわる必要はありません。

あらためてそのことを感じました。

しかし、このレースを見ていると、いかに日本の競馬界の中で、外国人騎手がアドバンテージを得ているかが、よくわかります。
何しろ、3着まで全て外国人騎手です。

まるで大相撲を見ているようですね。
日本人騎手、どうしちゃったんでしょう。
まあそういう理由で、単勝の複数買いはおすすめの戦法ですが、一番人気を切るというのが前提ですよ。

一番人気の単勝まで買っていたら、完全に取りガミになります。長期的には。

競馬のコツは、一番人気を切る事なんです。

一番人気から買っていたのでは、どんな馬券でも最終的に黒字にはなりません。
的中率は上がるでしょうけど、大切なのは回収率ですから。

一番人気馬に手を出してはならない理由は、単勝は期待値が低過ぎて買いにくいことと、二着、三着には、知識が邪魔して買えない馬が来るのが競馬だからです。

一番人気馬からでも点数を絞って買えばいい、という意見がありそうですが、点数を絞ったら絶対に買えない馬が二着に来るのが競馬ということです。

それでも一番人気馬を外せない、というレースでは、応援単勝馬券を1000円買って、じっくりと観戦するのが競馬力向上の近道です。

一番人気馬を切る事が出来ないというレースで、それでも勝負をしたいという場合があるかも知れません。

基本的には勝負を我慢をしていただくことが一番なのですが、どうしても勝負をしたい場合、あまりおすすめできない方法ではあるものの単勝以外の馬券で勝負するという方法もあることはあります。

方法は二つあります。

一つは、一番人気馬以外に、本命にするか迷った馬がいる場合。

そういう場合は、その馬の単勝と複勝を同額購入して下さい。

これなら例え一番人気馬が勝っても、狙った馬が3着までに入ればお金は戻ってきます。もちろん、その馬が番狂わせをするようだと大幅プラス。

もしくは、三連単をその馬と一番人気馬の二頭軸で買う方法。
保険をかけつつ、高配当を狙うやり方です。
やってはいけないのが、一番人気一着固定です。
これはまさに、ハイリスクローリターン。

もう一つのケースとして、一番人気馬以外に本命馬がいない場合。
これはもう、私はほとんど観戦モードに入ります。
ですがそうではなく、どうしても勝負したいという場合の話です。

おすすめは出来ませんが、方法はあります。

馬単か三連単を、一番人気馬を二着付けで買って下さい。
その保険として、馬連を購入して下さい。
こうすると、配当こそ大きくなるものの、自分が本命とした馬が負けるように願ってレースを観戦することになり、あまり自分としては好きになれない方法です。

しかしながら実入りとしては悪くないので、年に数回ですがこの方法で勝負することもあります。

2013年で言えば、この方法を使用したのはロードカナロアが勝ったスプリンターズSと、ジェンティルドンナが勝ったジャパンカップだけですね。

「どう考えてもこの馬が連を外す気がしない。でも単勝の期待値は低過ぎる。」

というような場合にのみ使う、裏技みたいなものです。
1着はダメだけど、2着には来てね、という、応援しにくい馬券です。

ちなみに、両方とも本命馬に勝たれてしまい保険の馬連のみの的中となってしまいました(笑)


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