まず、基本的な戦略として私は、重賞レースを中心に勝負レースを設定することが多いです。
理由は、普通のレースと比較して、情報量が圧倒的に多いからです。
情報量と分析の精度は比例関係にありますからね。
このレポートを読んでいるあなたが、普段どれくらいの時間を競馬の研究に費やせるのかはわかりませんが、サラリーマンであればその時間は限られていますよね。
サラリーマンじゃなくても、何らかの仕事をされている(と思う)でしょうから、必然的に限られた時間の中で予想をすることになります。
それであれば、効率的に情報を収集しやすい大レースに限る方が、いろいろなレースに手を出すよりも遥かに勝率が高まります。
出走する馬がどんな馬か全くわからない新馬戦を勝負レースにするより、馴染みのある騎手が、有名な競走馬に騎乗する重賞レースの方が、お金を賭けるのにふさわしいと思いませんか?
もちろん、あなたに競馬の知識が十分にあり、未勝利戦であろうが下位条件のレースであろうが、馬の特徴が頭に入っているというのであれば、重賞ではないレースを勝負レースに選んでも構いませんよ。
要は、知識量の問題です。
それほど知識がないと自覚しているあなたは、とりあえずは重賞のみに絞ってみて下さい。
知識量さえあれば、基本的にどんなレースを勝負レースに選ぼうと、それは自由です。長く競馬を続けている方は、重賞よりも新馬戦の方が得意、という方もいるかもしれません。それはそれで尊重します。
ですが、私からアドバイスをさせて頂くと、あまりレコメンド出来ないレース
もいろいろあります。
この馬券術に慣れないうちは、とりあえず次のレースを勝負レースにするのは避けて下さい。
いわゆる、「取りにくい」レースがこれに該当します。
情報の絶対量が少ないこと、紛れが多くて予想に不確定要素が入りすぎる事、陣営によってやる気に紛れが多いレースであること、などが原因です。
競馬の知識が裏目に出易いレースでもあるのです。
勝負レースには向かないと思っています。
逆に、オススメ出来るレースは次のようなレースです。
G1レース(特に、天皇賞春、オークス、ダービー、宝塚記念、スプリンターズS、天皇賞秋、菊花賞、マイルC、有馬記念)
G2レース(別定戦がベスト。毎日王冠、AJCCなど。)
G3レース(ハンデ戦でもいいが、牡馬が多いレースの方が良い)
その競馬場での開幕戦(但し、芝の状態が絶好であること)
降級馬が出走している夏競馬。
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