はじめに言っておきますが、これは重賞レースに限っての事です。
あなたが未勝利戦を勝負レースにするのであれば、このルールは無視して下さい。
重賞競争では、通常のレースとは比較にならないプレッシャーが、騎手には降り掛かります。
特にそれがG1レースともなれば、その重圧たるや相当なものです。
競馬は「馬7、騎手3」と言いますが、これは普通のレースでの話だと思って下さい。
レースの各が上がれば上がるほど、またレースの距離が伸びれば伸びるほど、この割合は騎手側にふれていきます。
ダービーや天皇賞春ともなると、「馬4、騎手6」くらいなのでは、と私は考えているほどです。
ベテランの競馬ファンでも、意外な程このことがわかっていません。
勝負レースと判断したレースで、あなたが購入する馬の騎手が聞いたこともないジョッキーであれば、その馬券は購入すべきではありません。
同様に、一流ジョッキーが落馬負傷のために乗り代わった、なんていう場合も、購入を見合わせる方がベターです。
ここは「実行力」の中の、「我慢する実行力」を発揮する場面です。
そう。競馬はまず、騎手である程度絞れるのです。
但し、それは重賞レース(出来ればG1)に限ってのことです。
下級条件のレースであれば、去年競馬学校を卒業したばかりの若手騎手でも、年間10勝も出来ない様な騎手でも、なんでもありです。
ですから騎手で勝負をかけることが出来ません。
重賞であれば、レースの格が上がれば上がるほど、騎手で絞れるのです。
というより、まず騎手ありきでいいのではないか?
と思える程、G1レースの勝者は一流騎手の持ち回りとなっています。
のちほど、2014年現在で私が考える「買える騎手」の一覧をご紹介します。
参考にして下さい。
というよりは、この騎手以外では勝負しないで欲しいです。
それくらい、完成度の高いものです。
但し、騎手にも流行り廃りがあり、復活があり、時代遅れがあります。
落馬事故で負傷をしたりすると、顕著です。
このレポートを書いている時点では、去年あたりから武豊騎手が見違える程の復活を遂げています。反対に、顕著に勝てなくなったのは四位騎手、藤田騎手あたりです。
時が経つごとに、いろいろな変化があると思います。
2014年以降にこのレポートを手にされた方は、その辺を修正しながら使用して下さいね。
あとそれから一言説明を加えますが「お手馬騎手」というのは、一流騎手ではないにせよ、その馬にずっと乗り続けている騎手をいいます。
当然、その馬の長所短所、性格などを知り尽くしているので、この場合は一流とは言えない騎手でも、勝負できると言っていいでしょう。
調教にお手馬騎手が乗りに来て、直接稽古をつけている場合は、信頼度は飛躍的にUPします。
例えば、オルフェーブルやデュランダル、スイープトウショウ、ドリームジャーニーに乗り続けた池添謙一騎手がそうです。
(余談ですが、池添騎手って騎乗馬に恵まれてますよね)
他には、ニホンピロアワーズの酒井騎手、スリープレスナイトの上村騎手、テイエムオペラオーの和田騎手あたりがそうです。
逆に言うと、今挙げた騎手を、私は一流だと思っていないということですね。
では、2014年現在、勝負出来る騎手の一覧をご紹介します。
【S】ルメール、ムーア、Mデムーロ、Cデムーロ、ウィリアムズ、ベリー、
スミヨン、デットーリ、武豊、岩田康誠、戸崎圭太
【A】内田博幸、横山典弘、蝦名正義、福永祐一、Sランク以外の外国人騎手
G1で私が勝負するとしたら、ここまでですね。
特に、外国人騎手はすごい。
彼らは日本に「本気で稼ぎに来ている」ので、どんなに人気薄でも、一つでも順位をあげようと躍起になって騎乗してきます。
日本国内での面倒な上下関係、派閥もありませんので、思い切った騎乗が出来るというのが、勝率を後押ししているのでしょう。
格落ちのG1や、それ以外の重賞であれば、
【B】浜中俊、田辺裕信、川田将雅
【−B】
北村宏司、幸英明、石橋脩、柴田大知、池添謙一、松岡正海、小牧太
うーん、何も条件を付けないとなると、このあたりまででしょうか。
参考までに、幾つか条件を付けた上で、勝負してもいい騎手を列記します。
(今挙げた騎手についても、参考情報を付与します。)
S・Aランクの騎手については、どんな場面でも基本的には信頼していいと思います。特に、大レースでの信頼度は高いです。
それ以外の騎手では、
Bランク以下の騎手に関しては、こんなところでしょうか。
今名前が出なかった騎手に関しては、単勝からは外して考えていいと思います。
有名どころでは、藤田伸二、四位洋文、中舘英二あたりです。
−目次−