【4】2002年の有馬記念から学ぶこと

未だもって謎の残るレースです。

何が謎かというと、勝ったシンボリクリスエスがどうして二番人気だったのか、ということです。

私はレース前々日の段階で新聞を見たとき、一番人気はシンボリクリスエス、二番人気にファインモーションだろう、と思っていました。

シンボリクリスエスの優位は動かないと思いましたし、恐らく単勝は200円位だろうなと。
ファインモーションには触手が動かないので、今年は買う馬券がないかな、と残念がったのを覚えています。

しかし、蓋を開けてみたら、一番人気はファインモーション。

シンボリクリスエスは土曜日の時点では、450円ほどついていました。
(最終的には370円)
私にしては珍しく、前日発売でシンボリクリスエスの単勝にぶち込んだのを覚えております。

G1の長距離戦で、牝馬が勝つのは至難の業です。

具体的には、天皇賞春、菊花賞、有馬記念の3つです。
この3つのレースでは、単勝からは外してもらって構わないと思います。
ダイワスカーレットなどの例外もいますが、それは本当に例外だと思った方が無難です。一つの例外を的中させるには、その何十倍もの負けを覚悟しなくてはなりません。上記3つのレースでは、牝馬の単勝は外した方が賢明です。

G1レースでも、上記3つ以外のレースであれば、牝馬も来ますよ。
特に、短距離であれば、牝馬だから云々ということは考える必要はありません。
2200mくらいまでは、牡馬でも牝馬でも差はあまりないという印象です。
ダービーやJCで牝馬が勝ったのには少々驚きましたが、本当に強い牝馬が条件を満たせば、2400mまでなら対応出来るということでしょうか。

本当に強い牝馬とは、牡馬の中に入っても見劣りせず、好不調の波が少ない馬の事です。特に牝馬は調子の波が荒く、一度崩れたらなかなか立ち直らないという特徴があります。

いい例が、三冠馬のスティルインラブ。三冠を取った事で、満足してしまったのでしょうか(笑)。最近ではアパパネなんかもそうですね。
私がいう「本当に強い牝馬」とは、この20年では4頭しかいません。

オークスは例外として、2400mのG1ではその位の牝馬でないと用無しです。

「天皇賞春、菊花賞、有馬記念では、牝馬の単勝は不要」


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