第6章 大幅減額への交渉術

時間が経過していくと、サービサーは和解を求めてきます。
債務者の要望に答えるため債務者に意見を求めてきます。

どういうことかというと……
具体的にいくらぐらいなら現時点で一括で支払いが可能ですか?
金額で折り合いがつけることができれば、当社でも和解の余地はあるということを初めてここで持ち出してきます。

こういう言葉が出てきたら、相手から解決する金額を提示させます。

すると、担当者は即答せず、上司との相談後、あらためて後日電話すると言ってきます。(ほとんどの会社のマニュアルでそうなっています)

後日電話があった場合、そこで金額を提示してきます。

一概には言えないのですが、元金が1000万円であればだいたい300万円なら和解に応じる、というようなことが多いです。

1000万円が300万円になり700万円も借金が減額されたとしたらそれだけで普通の債務者なら大喜びするはずです。

大概の債務者であればこの時点で、なんとかお金を工面して一括返済を試みるかと思いますが、ですが、まだ、高いと思います。

サービサーは債権を高くても8%で買い取っているとしたら、買取価格は80万円です。

高いと思いませんか?


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