第6章 大幅減額への交渉術

でも、担当者はたくさんの債務者を抱えていて、その中には電話にもでなかったり、口約束で入金するといっては、ずっと支払がなかったりと、逃げ回る債務者もたくさんいます。

このように明らかに悪質な場合、逃げても、サービサーは住民票請求を行ったり、時には強制的な対応を取らざるを得ないこともあります。

ですから、毎月5000円でも確実に払っていく債務者は、サービサーにとっては、とてもありがたいいい債務者と判断します。

サービサーも仕事ですから、とどのつまり安く購入した債権をどれだけ高く回収できるかしか考えていません。

「1000万円の借金」に対して、仮に3%の30万円でサービサーに売却されていた場合、

月々5,000円 × 12ヵ月 =年間 60,000円 × 5年間 =30万円 となり、

債務者が最低でも5年間の支払をしてもらえれば損をしないという計算になります。

月々支払を滞りなく支払っていれば、サービサーからの連絡は ほとんど無くなります。

その後「進捗状況の変化はありましたか?」という連絡が、3ヵ月~半年後にある程度かと思います。

そこでは、状況はあまり変わっていなく、かなり厳しい状況ではありますが、月々5000円は支払っていきますと説明しましょう。


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