第5章 銀行系・消費者金融系の債権の場合

【譲渡されるまでのタイムラグ】

経験がある方ならわかるかもしれませんが、クレジットカード会社さんなどから催促のレターなどがずっときていてもそれがある時にピタッと止まる時があると思います。

大体その連絡が止まっている時というのは債権会社に譲渡するための準備をしている時なんですね。
大体この譲渡の準備が半年間くらいかかりますので、そして債権回収会社が買い取っても、コンピューター上に登録の手続きなどをするのに半年くらいかかります。

一年間は督促電話なども一切ないと思いますので債務者のみなさんはここで逃げ切れたのではないのかと安心される方も多いのですが

実際は債権を譲渡する手続きをしているだけなので、なにも解決はしてないんですね。

そこから今度は債権回収会社からの督促が始まりますので

督促のレターや電話がなかったといっても決して安心なさらないようにしてくださいね(笑)。

その後、債権回収のプロのレターが5通も届いてきましたら、

やはり普通の方は相当効きます!!

5通のレターが届いた時点で債権を払ってしまう方が多いです。

しかし中には見もせずに捨てているっていう方もいますけどね(苦笑)

そういう方は他の会社などでも借りていてどこも返してないというのが多いです。
返さない事、督促されることに慣れてしまっている人が多いのも事実です……。

そこから〇〇様からあなたの1000万円の債務を譲渡(引継ぎ)いたしましたので今後の返済方法を具体的にお聞きしたいという連絡がいきます。

譲渡通知が届いて債権回収会社からもしこの電話がかかってきたら、ここからは無視をしたりして逃げるという考えではなく
ここはむしろチャンスなので債権会社の方としっかり話をして大幅減額をしてもらい、返済出来るように目指していきましょう。

POINT

レタ―が届いても債務者さんから反応がないと債権回収会社から電話がかかり、債務者さんがどのような状況なのか?
いくらなら返せるのか?
などの債務者さんの相談を聞きながら返済に向けての アドバイスをします。

ここでの交渉が債権の大幅減額の大事なポイントになってきます。

債権回収業者としても3%~4%くらいで大体債権を買い取っていますので、その3%~4%より少し上の金額で交渉していきましょう。

少しでも債権回収会社としては利益をとれればいいという考えなので大幅減額のチャンスがあります。

その金額に満たなかった場合でも、いくらまでなら返せると、自分に返済する気持ちがあるということをしっかりと伝えましょう。


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