第2章 レターが届いたら……

レターの種類

もちろん債権会社によって手紙の文面は違いますし、各社で独特の文章です。

レターの種類でも何十種類もの数があります。
ちなみに私の会社ですと、レターの種類は60種類ほどありました。

とても数が多いですよね。この様々な種類のレターを使い分けています。

たとえば公共料金ならこの言葉を使わないといけない、通信・通販ならこの言葉、病院ならこの言葉など……
債権の業種の種類によってレターを使い分けているんです。

これは債権会社のキモといいますか、門外不出なところですね

では一般的にレターにはどのような文章が書かれているんでしょうか?

これはある程度お決まりの部分もありまして、まず債権がクライアントである会社から債権回収会社に委託されましたと必ず書かれています。
そこからの文面は各再建会社により少し違ってきます。

たとえば・・・
正常債権と呼ばれるがあります、これは債権の中でも比較的軽い債権で取り立てもしやすいものになります。

携帯電話の未払い分の料金とかがこれに当たります。
簡単にいうと電話なら生活にすぐ支障が出てしまうものですし、ないと困りますから一回や二回支払いが滞ってしまっても払ってもらいやすく、すぐに回収することが出来ます。

これは専門用語で正常債権の初期債権といいます。
この正常債権についてのレターの内容はやさしい書き方で、「料金が滞ってますので早く支払ってくださいね」くらいしか書きません。


-目次-

▲ページトップ


TOP