5.クラップスのルール
オッズ賭けの具体例
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オッズ賭けとは、パスラインやカムに賭けてカムアウトロールが振られたあとに、その賭金の額を増やす賭け方で「追加して賭ける賭金」のことである。
たとえばパスラインに$5賭けたとする。そしてカムアウトロールで「場の目」が「4」と決まったとする。通常このままにしておけば、第2投目以降で「4」が先に出れば勝ち、「7」が先に出れば負けで、その勝った際の配当倍率は1対1つまり今の例では勝ち金として$5受け取ることになる。ところがカムアウトロール後に「オッズ賭け」という権利を行使し(写真)、最初の賭金$5を$30に増やすと(つまり新たに$25を「オッズ賭け」として追加して賭けると)、追加して賭けた分の$25に対しては1対1の配当倍率ではなく、その「場の目」と「7の目」の出現比率に正確に応じた配当倍率で払い戻される。
たとえば「4」の出現率は「7」の出現率の正確に半分のため、「場の目」が「4」の状態で追加して賭けられたオッズ賭けに対する配当倍率は2倍ということになる。したがって、今の例で言うならば、もし「7」よりも先に「4」が出て勝った場合、最初の賭金である$5に対しては通常ルールが適用され1倍の$5が払い戻され、オッズ賭けといわれる追加分の$25に対しては2倍の$50が支払われるということになる。
参考までに「場の目」が「5」と「9」のときのオッズ賭けに対する配当倍率は1.5倍、「6」と「8」のときのそれは1.2倍となっている。もちろんこれらの配当倍率は「7」の目とその目の出現率の差にきれいに比例していることは言うまでもない。ちなみにこれらオッズ賭けの配当倍率とそれぞれの目の「プレースベット」の配当倍率とを比較してみると、いかにオッズ賭けが有利になっているかがよくわかるはずである。
各自の出目率 |
4の目 |
3/36 |
5の目 |
4/36 |
6の目 |
5/36 |
7の目 |
6/36 |
8の目 |
5/36 |
9の目 |
4/36 |
10の目 |
3/36 |
各自に対する7の目の出現比 |
4の目 |
2.0倍 |
5の目 |
1.5倍 |
6の目 |
1.2倍 |
8の目 |
1.2倍 |
9の目 |
1.5倍 |
10の目 |
2.0倍 |
実際の配当倍率 |
プレースベットの4 |
1.80倍 |
プレースベットの5 |
1.40倍 |
プレースベットの6 |
1.16倍 |
プレースベットの8 |
1.16倍 |
プレースベットの9 |
1.40倍 |
プレースベットの10 |
1.80倍 |
オッズ賭けの4 |
2.00倍 |
オッズ賭けの5 |
1.50倍 |
オッズ賭けの6 |
1.20倍 |
オッズ賭けの8 |
1.20倍 |
オッズ賭けの9 |
1.50倍 |
オッズ賭けの10 |
2.00倍 |
なおオッズ賭の分に関しては、数学的にカジノ側にとってはなんのアドバンテージもないため、各カジノではその上限を決めている。ワイルドジャングルカジノでは3倍が上限です。以上が覚えるべきルールです。
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