CRデビルマン 〜悪魔聖戦〜[原作紹介]
ヒマラヤの氷の中に封じ込められた地球の先住民族・デーモン族が復活した。地球の支配権を手にするため立ち上がった魔王ゼノンは、デーモン族最強の勇者デビルマンを呼ぶ。ヒマラヤ登山中だった日本人・不動教授と息子の明は、クレパスからデーモン一族の眠る氷の国へと転落し、デーモン族の妖獣たちに襲われた。不動教授は死亡したが、気を失った息子の高校生・不動明は人間社会へ尖兵として潜入するデーモンの宿主として選ばれてしまった。デビルマンは、仲間の妖獣たちを倒して自らが尖兵となり、明の体へと憑依した。孤児となった明=デビルマンは、不動教授の親友である牧村教授の家に引き取られるが、人間として生活する中で牧村の娘・美樹への恋愛感情から、次第に「人間界を滅ぼす」という使命に消極的になる(主題歌の歌詞にも表わされている)。デビルマンの変心に業を煮やした妖獣ヘンゲが美樹を襲ったとき、明はデビルマンに変身しヘンゲを倒した。こうして、デーモン族を裏切ったデビルマンは不動明として生活しながらも、美樹を守るために送り込まれる妖獣たちと戦う。やがてその戦いは、美樹だけではなく牧村家の人々や友人たち、そして美樹の生きる人間界を守るための戦いになっていく。
デーモン族の勇者。ヒマラヤ観光に訪れていたごく普通の高校生・不動明の肉体を乗っ取り、人間になりすまして人間界に災いをもたらすはずだった。しかし牧村ミキと出逢ってからは彼女を守るためにデーモン族に反旗を翻す。普段はバイクを乗り回して悪ぶってはいるものの、ミキとのキスを妄想して照れるなど純粋な部分もある。
明のクラスメイト。バイクを乗り回し、番長気取りで理由もなく明にケンカを売るなど、その横暴ぶりはとどまるところがない。性格は皮肉屋で卑怯。実はデーモン族の妖獣ヒムラーが人間に姿を変え、陰から打倒デビルマンのサポートをしているのである。
「名門(なかと)学園」に通う女子高生。人間・不動明の幼なじみで、彼に対して淡い恋心を抱いている。今の明がデビルマンであることは知らず、突然乱暴になってしまった彼の手綱を引く一方、そのワイルドさを頼もしくも思っている。気が強く、デーモン族のザンニンに対しても一歩も引かないなど勇敢さも見せる。
ミキのクラスメートで、本名は千夜子。
明たちの通う名門学園の校長。アルフォンヌ先生と絶妙の掛け合いを見せる。
タレちゃんのガールフレンド。タレちゃんを含め、明・ミキの4人で行動することが多い。
ミキの弟で、本名は健作。お漏らし癖があるため“タレちゃん”と呼ばれる。
名門学園の教諭で、本名はアルフォンヌ・ルイ・シュタインベック3世。
不動明の肉体を乗っ取ったデーモン族最強の勇者。同居する牧村ミキへの恋愛感情から、デーモン族を裏切り、数々の妖獣との戦いを繰り広げる。
打倒デビルマンのため、魔将軍ザンニンの命令で姿を変えて人間界に潜入しているデーモン族。不動明と牧村ミキの同級生として監視を続ける。
巨大な羽根と強力なカギ爪を持つ妖獣シレーヌ。漫画版と異なり、アニメ版では単なる1妖獣に過ぎない。ギリシャ神話のセイレーンがモチーフ。
水を自由自在に操り、それ故に水中戦に絶対の自信を持つ、水棲妖獣マーメイム。怒りによって魔将軍ザンニンをやりこめるほどの実力を持つデーモン。
魔王ゼノンの側近のひとり。ムザンの後を引き継ぎ前線に立った女悪魔。身につけた指輪やネックレスは、解き放たれると悪魔に変化し暴れまわる。
魔王ゼノンの側近のひとり。任務に失敗した部下は自らの手で容赦なく処刑するほどの残忍な性格を持つ。飛行能力はなく、雲に乗って移動する。
魔王ゼノンの側近のひとり。ザンニンの後任として打倒・デビルマンを目論む。名門学園を異空間に包み、生徒もろともデビルマン抹殺を試みる。
カラダの半分を炎で、残りの半分を氷で覆われた妖獣ウェザース。その炎と氷で天候を操り、赤道直下のような熱波やブリザードを巻き起こす。
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