新人画家の御月カオルは、幼い頃読んだ絵本の夢を繰り返し見ていた。カウンセラーの龍崎は、それを初の個展に対する重圧のせいと分析する。一方、画廊のオーナー・谷山は、謎の絵画の魅力に取り憑かれて変容してしまう。個展当日、画廊に来たカオルに向けられる谷山の異様な眼差し。そこへ白いコートの男が現れて…。
CR牙狼XX[原作紹介]
鋼牙から、魔獣と黄金騎士の事を聞き出そうとするカオル。しかし、鋼牙はカオルの指に不思議な指輪を嵌めるとその場を立ち去ってしまう。そんな中、カオルは再び個展を開く為、九条あずさの主催する投資セミナーに望みを託そうと考える。一方、新たなホラーの出現を示唆された鋼牙は、その潜伏場所にたどり着き…。
ホラーの出現を探知し現場に急行する鋼牙だが、そこには砂の山が残るのみ。ゴンザの協力を得てホラーの正体を判明させた鋼牙は、策を練り始める。その頃、メッセンジャーのアルバイトを始めたカオルは、依頼主の家に向かう。たどり着いた豪華な西洋館でカオルを迎え入れた依頼主は、なんと鋼牙だった。
たった一人で成功率1%の手術を行なう天才医・立神亮一。だが、彼の手術を受けた患者が次々と行方不明になるという噂が流れていた。そんな中、ホラーを探知して立神病院にたどり着いた鋼牙は、相楽友里と出会う。夫の昭典が立神の術後に行方不明になったと言う友里。一方、カオルの親友の亜佐美は食中毒になり…。
ホラーが出現したゲートを探知して、オブジェに辿り着いた鋼牙。そこで残留思念を見いだし、追跡を開始。一方、女子高生のみやびは、刑事の羽根沢に追われている男・森野によって廃工場に引き込まれる。三人は闇に光る視線に恐怖し、協力して脱出を試みるが、何故か扉を閉ざされてしまう。そこに鋼牙が辿り着き…。
「破邪の剣」という短刀により負傷した鋼牙は、ホラーを逃がしてしまう。一方、墓場でホラーに襲われた琴美は美貌を手に入れ、コトミとなって男達を誘い出す。彼女の変容を目撃し、埠頭に追い詰められたカオルのもとに駆けつける鋼牙。だがそこに、破邪の剣を持つ黒いロングコートの美青年・涼邑零が現れる。
涼邑零、またの名をゼロ。確かに彼は、そう名乗った。魔戒騎士であるとも…。仲間であるはずの零は、何故、鋼牙に破邪の剣を投げ付けたのか?さらに、陰我の宿るオブジェを破壊して廻り、鋼牙を挑発する零。鋼牙は、零がカオルに接近した事を知り、彼のもとへと赴く。遂に、騎士対騎士の壮絶な戦いが始まった!
ポートシティで発生した連続猟奇殺人事件。遺体から必ず指を切断して持ち去るという犯人の特異な行動に規則性を発見した龍崎は、テレビ番組でそれを発表する。そんな中、亜佐美とバーに行ったカオルは、バーテンダーの神須川美理と出会う。美理と意気投合するカオルだが、美理の視線は鋭くカオルの指に注がれていた。
幼稚園の園長・八木修に呼び出されたカオルは、その幼稚園の壁画に懐かしさを感じる。それはカオルの父が描いたものだった。カオルはその絵の修復を依頼されるが、父の想いを理解出来ずに葛藤する。その頃、番犬所にいた鋼牙は突如不思議な空間に転移する。そこが「真魔界」だと鋼牙に知らせた声の主は…。
飲み会帰りの若者達の前に現れた道化師。道化師がマペットを手にした途端、若者達は喧嘩を始める。一方、絵本『黒い炎と黄金の風』に描かれている黄金騎士と鋼牙との関係に疑問を持ったカオルは、東北堂出版を訪ね、出版当時の経緯を知る。その頃、鋼牙が番犬所で剣の浄化をしていると、何故か零が現れて…。
ゲームで賞金を獲得するテレビ番組のペア出場権を手に入れたカオルは、鋼牙を誘うが断られてしまう。途方に暮れていたカオルの前に、派手なスーツの男・椚が現れ賭けを申し出る。その賭けに敗れ、魂を奪われるカオル。そこに駆け付けた鋼牙に椚は、自分のゲームをクリアしなければカオルの魂を返還しないと言い…。
父・大河と修行に励む7歳の鋼牙は、ソウルメタルを用いた修行段階に進んでいた。ある日、ホラーの気配を察知した大河は、鋼牙を繁華街に残し駆け出して行く。鋼牙が父の帰りを待っていると、そこに手作りおもちゃを売る男が現れて、鋼牙に人形を差し出す。だが、そこに戻った大河は何故かその男に剣を突き付けて…。
何時、人々を襲うやもしれない「魔獣ホラー」について、「魔戒騎士」の歴史や装備、そしてその志についてなどの魔界の秘密、さらに鋼牙やカオルの印象などを魔導輪ザルバが紹介していく総集編。
鋼牙の命を狙い続ける魔戒騎士・涼邑零。零のもとに赴いたカオルは、鋼牙と手を組むよう彼に願うが誤魔化されてしまう。拒絶の許されない『黒の指令書』によって、番犬所に呼び出された鋼牙と零は、図らずも三神官より、共闘を言い渡される。百体のホラーを出現させんが為、二頭の魔戒獣が、魔界へと突入する!
父・由児を尊敬していたという造形家・倉町公平を訪ねるカオル。彼女に造型のモデルを頼み込む倉町。一方、ホラーの気配を追って西の管轄にまで足を運んだ鋼牙は、ガーゴイルを取り逃がしてしまう。三神官から管轄を越えた行為を忠告された鋼牙だったが、カオルがホラーと接触したと知り再び西の管轄へと向かうが…。
鋼牙は、約束の地へと急いでいた。20年に一度の『陰我消滅の晩』。ホラーを狩る魔戒騎士にとって、休息の日と言ってもよい。森の中で待ち構える男こそ、魔戒法師阿門。阿門は、大河と自分が交わした約束を、鋼牙に果たすように伝える。その「時を超えた約束」とは?そして、阿門が感じている不安と疑惑とは?
熱帯魚の飼育で孤独を紛らわす男・戸沼充はある日、捨てられていた水槽の中に熱帯魚を発見する。部屋に持ち帰りハルと名付けられたその魚は、彼と次第に心を通わせ始める。妖しい気配を追いゴミ置き場に着いた鋼牙だが、何故かホラーを発見出来なかった。焦る鋼牙にザルバは、カオルを餌に使う事を提案するが…。
街を彷徨うカオルを襲う、恐ろしい幻覚。帰る場所の無くなった彼女は、自然と龍崎のもとを訪れていた。一方、番犬所に呼び出された鋼牙は、驚愕の指令を伝えられる。それは、幼なじみの魔戒法師・邪美を抹殺する事。指令を受け入れず、単独で行動する鋼牙を見限った三神官は、零に邪美と鋼牙の抹殺を命じるが…。
零との死闘で重傷を負ってしまった鋼牙は、邪美に保護されていた。零に対して、三神官は執拗に鋼牙抹殺を命じる。12本の剣を魔界に送り返す為、月光陣を張る邪美。そんな彼女をコダマが襲いかかる。コダマと剣を奪い合う鋼牙の前に現れる零。三神官を信じるのか、それとも鋼牙を信じるのか?零の出した答えとは…。
カオルがホラーの返り血を浴びてから、100日目が近付いていた。生死の境を彷徨うカオルを目の当たりにした鋼牙は、魔戒法師でなければ入れない『紅蓮の森』へと向かう決意を固める。昼夜問わずホラーが跋扈する禁断の森。果たして、鋼牙は『ヴァランカスの実』を持ち帰る事が出来るのだろうか?
美術館を警備中の警備員が、謎の男によって殺害された。謎の男は、偶然を装い、街でゴンザに接触。鋼牙に宛てた挑戦状を、ゴンザの懐に忍ばせる。挑戦状を見た鋼牙は、罠と知りつつ指定された場所へと急ぐ。ザルバは、その場所に入った途端、ホラーの気配を感知。次の瞬間、無数の影が鋼牙に襲いかかり…。
カオルの首筋に浮かび出た、謎の紋章。ゴンザが魔導書から紋章の秘密を発見する。絶望するカオルを勇気づける鋼牙。希望を持ち始めた二人の前に、黒いマントの不気味な男が現れる。目を疑う鋼牙とカオル。二人の幼き日の記憶に残るこの男の正体とは?
カオルの首筋に刻印をつけ、鋼牙の父・大河を殺したのはバラゴだった。東の番犬所に乗り込む鋼牙と零だったが、既に三神官達の姿は無かった。バラゴを追う鋼牙の前に、邪美の仇・コダマが立ち塞がる。コダマに対して、なす術の無い鋼牙は、怒りにまかせて禁断の力を使おうとしてしまい…。
カオルを連れ去られた怒りと、邪美の仇・コダマへの復讐心が鋼牙を暗黒に導き、心滅獣身へと変貌させてしまった。寸前の所で鋼牙を救った零と共に、二人はカオルが捕えられている最上階を目指す。ガルムも実子・コダマを殺された復讐心で鋼牙達に襲いかかる。ガルムと対峙した零は、鋼牙をカオルのもとへと急がせ…。
遂にその姿を現わした、ホラーの始祖・メシア。牙狼斬馬剣も通用しないメシアに、絶体絶命の鋼牙。獣化ガルムの猛攻に、手も足も出ない零。そして、遂に発見されてしまうゲートとなるカオルの位置。諦めかけた鋼牙に、カオルの想いが届く時、黄金色の奇蹟が巻き起こる! 最後の陰我、斬り裂け牙狼!
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